2023年10月放送開始のNHK連続テレビ小説「ブギウギ」にて趣里さん演じる福来スズ子が「大空の弟」という軍歌を歌うシーンが注目を集めています。
「大空の弟」という軍歌は一体どのような曲なのか気になりますよね?
服部良一先生が笠置シズ子さんの為に作った幻の軍歌ともいわれています。
そこで今回は【ブギウギ】大空の弟の
- 【ブギウギ】大空の弟の曲はどんな歌?
- 【ブギウギ】服部良一が笠置シズ子のために作った幻の軍歌
について紹介します!
【ブギウギ】大空の歌の曲はどんな歌?
NHK朝ドラ「ブギウギ」の鈴子(趣里)は茨田りつ子(菊地凛子)との合同コンサートにて、「大空の弟」という軍歌を歌います。
💃「大空の弟」を公開。
笠置シヅ子さんが、戦地で亡くなった愛する弟への思いを歌った、服部良一さんの作品です。
歌詞の一部をドラマに合わせて変更し、#趣里 さんが歌い上げました。#ブギウギ #ブギウギオンステージフルバージョンはこちらから👇https://t.co/XOTfsQ3b9Q pic.twitter.com/67ediFm23b
— 朝ドラ「ブギウギ」公式 (@asadora_bk_nhk) December 6, 2023
この「大空の弟」という曲は、実際に戦争で弟を亡くした笠置シヅ子さんのために服部良一さんが作った曲になります。
弟・八郎との手紙から作られた
ブギウギの中で披露される「大空の弟」という服部良一さんが作った軍歌の存在自体は知られていたものの、楽譜が見つかったのは2019年になります。
2019年11月に「朝日新聞デジタル」にて、倉庫の中に保管されていた服部良一さんが遺した資料の中から見つかったという報道がありました。
その資料というのがこちらになります↓
引用元:朝日デジタル
作詞者名に「村雨まさを」と書かれてありますが、これは、服部良一さんの作詞家としての別名になります。
「大空の弟」には楽譜のところどころに女性とその弟が手紙を朗読する指示が書き込まれており、笠置シヅ子さんと戦地に向かった弟・八郎さんとの手紙のやり取りを念頭に置いて書いたものであることが分かります。
「もしや 八郎の 部隊の名が書いてないかと」「いつも○○ ○部隊 ○○方面 ○○基地 ○○機の編隊だ ○○○では わからない」「姉さんは 遠い戦地を 偲(しの)ぶごと あつい感謝に 泣けてくる」
歌詞の中には笠置さんの弟・八郎さんの名前も出てきており、ところどころに「○○」と伏字になっている部分があります。
この伏字の部分は
- どの部隊に所属しているか
- 部隊は今どこにいるか
などの機密情報となっており、外部に漏らしてはいけない情報であったため、当時手紙ではこのように記されていたとのことです。
また「(手紙の内容は)いつも○○」であるため、「○○○では わからない」と弟・八郎さんの身を案じ、八郎さんのことを思っては涙を流している笠置さんの様子を思い起こさせる内容となっています。
過激な歌詞
笠置シヅ子さんとその弟・八郎さんとの手紙のやり取りを元に作られた曲である「大空の弟」は、歌い出しがとても過激な内容となっています。
気になる「大空の弟」の歌い出しの歌詞は以下の通りです↓
「大空の弟」の楽譜は2019年「SIZUKO! QUEEN OF BOOGIE~ハイヒールとつけまつげ~」の舞台を創っている際に見つかったとのことで、笠置シヅ子さん役を務められた神野美伽さんは、「大空の弟」を歌っています。
引用元:https://enterstage.jp/
見つかった楽譜は読み取るのが困難だったのと、笠置シヅ子さんが歌った弟・八郎さんとの実際のやり取りがあった手紙は見つかっていませんでした。
このことから舞台「SIZUKO! QUEEN OF BOOGIE~ハイヒールとつけまつげ~」では、脚本・マキノノゾミさんが新たに歌詞を創作するとともに、曲調はバラード調から軍歌風になるよう編曲したとのことです。
服部良一が笠置シズ子のために作った幻の軍歌
服部良一が笠置シズ子のために作った幻の軍歌は2曲だけだそうです。
2019年までは具体的な歌詞や楽譜はもちろん、レコードなども残されておらず、幻の曲と言われていたとのことです。
ですが2019年に「大空の弟」の楽譜などの資料が発見され、どんな楽曲だったのか判明しています。
引用元:朝日デジタル
まとめ
【ブギウギ】大空の弟の曲はどんな歌?服部良一が笠置シズ子のために作った幻の軍歌について紹介しました。
【ブギウギ】大空の弟の調査結果をまとめると
- 【ブギウギ】大空の弟は実際に戦争で弟を亡くした笠置シヅ子さんのために服部良一さんが作った曲
・笠置シヅ子と弟の八郎との手紙のやり取りを念頭に置いて書いたものである
・歌詞はとても過激な表現をしている - 服部良一が笠置シヅ子さんのために作った楽曲は2曲ある
・2019年まで楽譜や音源が見つかっておらず幻の曲と言われていた
ということが分かりましたね!
最後までお読みいただきありがとうございました。